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9月に入りましたが、まだ暑い日が続いていますね。本格的な秋が待ち遠しいです。

サロンコンサートシリーズ第9回目の【オーストリアとドイツ音楽の調べ】の開催のお知らせをいたします。

お陰様でアウローラミュージックサロンコンサートシリーズも第9回目となり、ご来場くださる皆様にはいつも心より感謝しております。

今回ピアニストは、第1回のサロンコンサートから共演を重ねている後藤泉さんです。

来年は、ベートーヴェン生誕250年ということで、アニバーサルイヤーに向けて徐々にクラシック音楽界も盛り上がってきていますが、後藤さんはそれに向けてのベートーヴェンピアノソナタ全曲演奏を進行中です。そしてその他にもウィーンフィルメンバーのメンバーとのコンサートなど精力的に演奏活動をされていていつも共演を楽しみにしています。

今回のプログラムでは、ベートーヴェンがヴァイオリンとピアノの為のソナタの中で唯一後期に作曲した、第10番を演奏いたします。副題に「夜明け」の意味の言葉もついていて、まさに中期から後期へとベートーヴェン自身の作風も変化して、古典派からロマン派へ新しい時代への夜明けを予感させるような作品です。アウローラミュージックサロンの

アウローラも「夜明け」の意味があり、どんな時にも前向きな新しい朝を迎えられるようにとの願いも込められています。

オーストリアの作曲家シューベルトは、古典派とロマン派のちょうど橋渡しの時期の作曲家です。歌曲王とも言われる彼の作品は、繊細な歌心に溢れています。今回、演奏するヴァイオリンとピアノの為のソナチネ第3番は彼が19歳の時に作曲した作品で、初々しさの中にも彼の歌心が随所に表現されています。

ドイツの作曲家のシューマンはロマン派の作曲家で、今回はロマンス第2番とヴァイオリンとピアノの為のソナタ第2番を演奏いたします。ドイツ文学が盛んな時代で、シューマンの作風にも文学作品の影響が色濃く表れています。人間の感情や心の描写などがダイレクトに音楽に反映されてきた時代です。他には皆さまお馴染みのブラームスのハンガリー舞曲第1番と第5番を演奏いたします。

オーストリアとドイツ音楽の調べをご堪能くださり、お楽しみ頂けましたら幸いです。

皆さまのお越しを心よりお待ちいたしております。

                                   荒井絵梨

6月2日(日)に お陰様でアウローラミュージックサロンコンサートシリーズVol.Ⅷも無事に終了いたしました。ご来場頂きました皆さま、本当にありがとうございました。

聴いて頂いた皆さまから楽しめました、また伺いたいですとの感想もあり、盛り沢山のプログラムでしたが、それぞれの作曲家の思いが詰まった音楽に包まれたとても幸せなひと時となりました。

共演の矢島愛子さんのピアノも素晴らしく、ピアノソロのグリーグの叙情小曲集では、彼女がノルウェーに行った時のお話と共に北欧の自然豊かな情景が浮かぶような演奏に会場が溢れました。

プログラム最後のグリーグのヴァイオリンとピアノの為のソナタ第3番は、演奏時間25分くらいかかる大曲ですが、グリーグの自由で抒情性溢れる感性とドイツのソナタ形式が融合された作品で、今回演奏して改めてその壮大さを実感いたしました。

モーツァルトのヴァイオリンとピアノの為のソナタ、ポーランドのバチェヴィチとヴィエニアフスキー、スウェーデンのアウリンの作品もご好評いただけて嬉しく思います。

また、次回のサロンコンサートもさらにお楽しみいただけますよう精進してまいりたいと思います。今後とも宜しくお願いいたします。

もうすぐ4月ですね。気持ちも新たに新生活を迎える方も多いのではないでしょうか?

日増しに暖かくなってきて桜も見頃を迎えそうで楽しみです。

2019年のサロンコンサートシリーズVol.Ⅷのお知らせです。

6月2日(日)14時開演 

今回のプログラムは、~北欧と東欧の調べ~ 以前にも共演したピアニスト矢島愛子さんをお迎えしてお届けいたします!私も今から再びの共演を楽しみにしています。

今回は、~北欧と東欧の調べ~いう副題がついているように、北欧の作曲家はノルウェーのグリーグとスウェーデンのアウリン、そして東欧は、ポーランドの作曲家ヴィエニャフスキーとバチェヴィチの作品を演奏します。

そして皆さまご存知のように、モーツァルトはオーストリアの作曲家です。

それぞれ個性溢れる作曲家の作品をご堪能いただければ幸いです。

今回は、以前からずっとプログラムに取り入れたいと思っていた、ポーランドの女流ヴァイオリニストで作曲家のバチェヴィチの作品を演奏します。近年ではポーランドのピアニストのツィメルマンが彼女のピアノソナタやピアノ五重奏を演奏して紹介したりと話題になりました。バチェヴィチは、私の音楽学校時代の恩師鈴木共子先生がご友人だったそうで、彼女の作品は学生時代から度々演奏の機会がありとても親しみを持っています。

好きな作曲家の一人で、是非皆さまにもお聴きいただけたら嬉しいです。

ポーランドの作曲家というとショパンを思い出される方も多いと思いますが、ヴァイオリニストだったヴィエニャフスキーもポーランド人です。華麗なるポロネーズ第1番は、独特の旋律の歌いまわしと華やかなヴァイオリンの技巧が魅力的です。

ノルウェ―のグリーグは、北欧の豊かな自然を思い起すような抒情的な作品が多く残されていて矢島さんのピアノソロで抒情小曲集、ヴァイオリンとピアノの為のソナタ第3番、そして隣国スウェーデンのヴァイオリニストでもあったアウリンの4つの水彩画から数曲をお届けします。

モーツァルトはオーストリアの作曲家ですが、モーツァルトらしい作風のピアノとのやりとりが心地よい、ヴァイオリンとピアノの為のソナタ Kv.378を演奏いたします。

皆さまと音楽と共に過ごす午後のひと時を楽しみに、皆さまのお越しを心よりお待ちしております。

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