日に日に秋が深まる季節となりましたが、皆さまいかがお過ごしでいらっしゃいますか?
11月23日(火・祝)15時よりサロンコンサートシリーズVol.Ⅶを開催する運びとなりましたので、
お知らせいたします。
お陰様でサロンコンサートシリーズも第12回目となり、昨年はアウローラミュージックサロン5周年も
迎えることができました。いつもご来場くださる皆さまには心より感謝申し上げます。
ピアニストは、第1回のサロンコンサートから共演を重ね、秋のコンサートではお馴染みの後藤泉さんです。昨年は、ベートーヴェン生誕250年の節目の年でもありました。コロナ禍という現代の人類が
経験したことのない大変な世の中で、ベートーヴェンの想像を超える苦悩の中から生まれた音楽には
励まされ、勇気と希望も与えられてきたように思います。後藤泉さんはライフワークとしてベートーヴェンの作品を演奏されていて、私自身もベートーヴェンのヴァイオリンとピアノの為のソナタゼン0曲の演奏を一昨年終えました。今回のプログラムには、ベートーヴェンのヴァイオリンとピアノの為のソナタから私自身も改めて彼の作品と始めから向き合いたいとの思いもあり、若々しいエネルギに満ちた初期の作品第1番、そしてフランスの19世紀ロマン派から20世紀初頭にかけ活躍し、詩をもとに魅力的な歌曲や室内楽作品を多く作曲したフォーレが30代で作曲したヴァイオリンとピアノの為のソナタ第1番と小品、日本を代表する現代作曲家の武満徹のシュルレアリズムの詩をもとに作曲された「妖精の距離」、今年生誕100年を迎えたアルゼンチンのバンドネオン奏者でもあるピアソラの「リベルタンゴ」、そしてウィーンで活躍したヴァイオリニスト、クライスラーの小品ら様々な個性豊かな作曲家達の作品をお届けいたします。
コロナ禍で何かと不自由を感じる毎日ですが、しばし忘れ、皆さまと音楽と共に心豊かなひと時を過ごせましたら嬉しく思います。
皆さまのお越しを心よりお待ちしております。
更新日:2021年4月23日
一日ごとに春を感じる季節となりました。皆さまいかがお過ごしでいらっしゃいますか?
昨年から世界中が新型コロナウイルスに振り回される日々の中、音楽の役割とは何か以前にも増して考えるようになりました。なかなか状況がわからず不安が募る中、そんな不安な気持ちに寄り添ってくれたり、前向きになるエネルギーをもらったり、音楽は心の栄養としてとても大切な存在であると改めて実感する日々でもありました。以前と同じようなコンサートの開催は叶いませんが、席数を制限したり、また文化庁からの補助金で動画作成に取り組んだりと、今後も工夫してできる形で活動を続けてまいりたいと思っています。自由な生活がままならない状況ですが、創造の翼に乗って皆さまとご一緒に
音楽の旅に出かけられましたら嬉しく思います。今回のテーマは「詩と踊り」です。人々は遥か昔から
様々な場面で踊ったり、歌ったり、詩に思いを込めたりして気持ちを表現してきました。詩からインスピレーションを得て作曲したフランスの印象派時代のドビュッシー、ハンガリーの民族音楽(民謡、民族舞踏など)を研究し作曲したバルトークやコダーイ、ドイツのロマン派時代のブラームスもハンガリー舞曲を数多く作曲しています。オーストリアの宮廷音楽家でもあったモーツァルトは宮廷の舞曲を数多く作曲していますし、ポーランドのショパンやバツェビチもポーランドの民族舞踏を曲に取り入れて
います。様々な時代と国の作曲家達の音楽による詩と踊りの世界をお楽しみ頂けましたら幸いです。
皆さまのお越しを心よりお待ちしております。
明けましておめでとうございます。昨年中は大変お世話になりましてありがとうございました。
本年もどうぞ宜しくお願いいたします。大変な世の中ではありますが、2021年が皆様にとりましても
希望と平和に満ちた一年になりますように心よりお祈りしております。
今年も素晴らしい音楽を心の栄養として多くの皆様にお届けできますように切に願っております。